STEP2計画を立てる
この記事の情報は 2026-10-10 時点のものです。最新の情報は、特別区人事委員会の発表を確認してください。
特別区(東京23区)の経験者採用は、特別区人事委員会のホームページからインターネットで申し込みます。
結論を先にまとめます。
- 申込はインターネットだけです。郵送で申し込めるのは「障害者を対象とする採用選考」だけで、経験者採用は対象外です(Q&A)
- 申込のときに、顔写真データと、2次で参考資料になる「職務経歴書」の入力が必要です
- 申込が終わると、内容は直せません。希望区も申込時の1回だけです
- 同じ年度のⅠ類採用試験に申し込んだ人は、受験しなくても経験者採用に申し込めません
この記事の内容は、令和8年度の試験案内とQ&Aにもとづきます。令和9年度(2027年度)の申込方法は、令和9年度の試験案内で示される予定です。
申込の流れ(令和8年度)
| 項目 | 令和8年度の内容 |
|---|---|
| 申込の方法 | 特別区人事委員会のホームページからインターネットで申込 |
| 申込期間 | 6月25日(木)午前10時 〜 7月16日(木)午後5時【受信有効】 |
| 申込の手順 | 事前登録 → 申込登録(Q&Aより) |
| 受付の確認 | 申込受付完了通知メールが届けば受付済み。電話などでの照会には応じない |
| 受験票 | 8月13日午前10時以降にメールで通知。自分でダウンロードして印刷 |
締切直前はアクセスが集中するので、時間に余裕をもって申し込むよう、試験案内に書かれています。入力エラーなどで期間内に申込が終わらなかった場合は、理由を問わず受け付けられません。
Q&Aには、つまずきやすい点も載っています。
- 機器の時刻表示がずれていると、タイムアウトエラーが出ることがある
- 申込画面には「フリーメールアドレスでの登録は避けること」という注意がある。フリーメールだと受験票の通知メールが届かない(遅れる)ことがある
- 申込で使ったIDとパスワードは、受験票などのダウンロードに必要。忘れても照会には応じない
申込時に用意するもの
| もの | 内容(令和8年度 試験案内) |
|---|---|
| 顔写真データ | 最近6か月以内に撮影した、上半身・脱帽・正面向き・背景無地の写真。JPEG形式。受験票と履歴書に使われる |
| 職務経歴書の情報 | 2次試験(口述試験)で参考資料として使う「職務経歴書」を、申込時に入力する |
| 業務従事歴の情報 | 勤務先ごとの期間・勤務時間などを確認しておく(数え方は下で説明) |
| 資格の画像(該当者のみ) | 事務(ICT)の加点申請、技術系の職務経験論文免除の申請に必要 |
職務経歴書の入力で気をつけること
試験案内では、職務経歴書は2次の面接で参考資料として使うとされています。つまり、申込の時点で、面接の材料を提出していることになります。7月の申込締切までに、面接で話す内容とずれない書き方を決めておく必要があります。
また、申込で入力した内容は、合格者を区・組合に紹介するときに、その区・組合にも提供されます(試験案内)。
入力項目の細かい中身(欄の数や字数)は、試験案内には書かれていません。申込画面で確かめてください。
申込のときには、勤務先の証明書は要りません。Q&Aによると、証明書(職歴証明書など)は最終合格後に、内定先の区・組合へ提出します。そのときに必要な業務従事歴が確認できないと、採用されないことがあります。入力する期間は、手元の資料で正確に確かめておきましょう。
業務従事歴の数え方
受験資格の「業務従事歴」は、申込のときに自分で計算して入力します。令和8年度の決まりは次のとおりです。
| 決まり | 内容 |
|---|---|
| 必要な年数 | 1級職:直近10年のうち4年/2級職:直近14年のうち8年 |
| 業務の内容 | 事務(一般事務)は問わない。ほかの区分は、その区分に関連した業務 |
| 勤務時間 | 1つの事業所で週20時間以上 |
| 数え始め | 満22歳になった日の属する年度の、翌年度の4月1日以降 |
| 複数の会社 | 1つの会社で1年以上のものは合計できる。同じ時期が重なる部分は1社分だけ |
| 端数 | 1か月未満は切り捨て(30日で1か月) |
試験案内の「よくある質問」には、計算例が載っています。2級職で「A社4年+B社3年1か月+C社11か月20日」の場合、C社は1年に満たないので合計に入らず、7年1か月となって受験資格がありません。
契約社員・派遣社員の期間も、週20時間以上なら対象です。契約ごとに勤務時間が違う場合は、契約ごとに判断します。年齢や、ブランクがある場合の扱いは 年齢の条件と業務従事歴 で詳しく整理しています。
申込の決まり(できないこと)
| 決まり | 内容(令和8年度) |
|---|---|
| 重複申込 | すべての区分で、重複して申し込むことはできない。重複した場合は、受信の早いものだけ有効 |
| 区分の変更 | 申込後は変更できない |
| Ⅰ類との併願 | その年度のⅠ類採用試験に申し込んだ人は、受験の有無にかかわらず経験者採用に申し込めない |
| 春試験との関係 | 経験者【春試験】に申し込んだ人も秋試験に申し込める。ただし春試験で最終合格した場合は、秋試験は受けられない |
| Ⅰ類の名簿に載っている人 | 前年度以前のⅠ類【春・秋試験】の採用候補者名簿に載っている人は申し込めない。受けるなら申込前に名簿削除の申出が必要 |
| 内容の修正 | 申込完了後は修正できない。申込登録完了画面は印刷・保存しておく |
「1級職と2級職の両方に申し込んで、受かった方に進む」ということはできません。どちらにするかは 1級と2級の選び方 を参考に、申込前に決めておきます。Ⅰ類との違いは 経験者採用とⅠ類の違い にまとめています。
希望区の入力
Q&Aによると、申込のときに希望する区・組合を第1希望から第3希望まで入力できます。希望できるのは申込時の1回だけで、あとから変えられません。
どの区・組合を希望しても、希望がなくても、試験の合否には影響しないとされています。
令和9年度からは、1次合格者が本人の希望区などを考えて区・組合に引き継がれ、2次選考は各区・組合が行います(2026年9月9日の報道資料)。ただし、採用予定や希望の集中などによっては、希望どおりにならない場合があるとされています。希望区をいくつ入力できるかなどの細かい点は、令和9年度の試験案内で確かめてください。2次選考の流れは 区ごとの2次選考 で扱っています。
志望動機の書き方はnoteで
この記事では、試験案内とQ&Aで確かめられる手続きだけを扱いました。職務経歴書や面接での志望動機の組み立て方は、noteで詳しく書いています。
申込から試験までの日程は 試験日程の記事 にまとめています。

